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トレイダーズ証券の特長を徹底解説!

「トレイダーズ証券」と聞いてピンとこなくても”みんなのFX”を運営している会社と聞くときっと思い出す投資家も多いのではないでしょうか?
トレーダーズみんなのFX
日本で初めてFXのオンライン取引サービスを始めた云わば老舗中の老舗FX業者となります。

現在は”みんなのFX”以外にも”みんなのシストレ””みんなのオプション”といった自動売買やオプション取引、さらに”LIGHT FX”はよりシンプルな取引、”トレイダーズ リクイディティ”はプロ投資家向けと多岐に渡った取引サービスの環境を提供しています。

今回はトレイダーズ証券の中核でもある”みんなのFX”を筆頭にして特徴や紹介さらに世間の評判などをまとめてみました。

トレイダーズ証券はどんなFX業者?

現在国内のFX業者で最も口座開設数が多いのはDMM.com証券、続いてGMOクリック証券です。

預かり証拠金残高では逆にGMOクリック証券が1位となりDMM.com証券が2位になります。

国内のFX業界を牽引するのはこの2社と言っても過言ではない存在です。

今回取り上げるトレイダーズ証券の”みんなのFX”はどれぐらいかと言うと、口座開設数や預かり証拠金残高からFX業界でランキング5位の実力を誇る業者となります。

2019年5月現在で国内には約50のFX業者が存在するのでその中では十分健闘をしている日本を代表するFX業者と言えるのではないでしょうか。

トレイダーズ証券が扱う商品サービスは以下の通りです。

  1. みんなのFX…FXの裁量取引
  2. みんなのシストレ…FXの自動売買
  3. みんなのオプション…通貨ペアのバイナリーオプション取引
  4. LIGHT FX…FXの裁量取引
  5. トレイダーズ リクイディティ…プロ投資家向けのFX、CFDの裁量取引
この5つのサービスはそれぞれ特徴がありますがトレイダーズ証券を牽引する中心となっているのは”みんなのFX”でありそれに反論する人は皆無でしょう。

同じFXの裁量取引でも2018年10月から始まった新サービスになるのが”LIGHT FX”です。

この2つは一応は違いがあるようですが厳密に気にするほど大きな違いはありません。

スワップポイント、スプレッドなどもキャンペーン期間などの際に違いがありますが基本としては同じです。

”みんなのシストレ”は自動売買となるので自分で手法や決済で頭を悩ませる必要から解放されます。

100種類以上も存在するストラテジー(自動売買の手法やプログラムといった意味)から気になるものを選択するだけで後は自動売買となります。

もちろん自分で作成するだけでなく第三者のものを改良する事も出来てしまいます。

”みんなのオプション”は、米ドル/円などの通貨ペアが円安・円高のどちらに動くか予想するバイナリーオプション取引です。

予想通りになれば配当を貰い外れると賭け金が没収されます。損切りや塩漬けできない取引ルールが特徴です。

最後の”トレイダーズ リクイディティ”はプロ投資家向けにFXやCFDの取引を提供しているサービスで一般の個人投資家で使っている人は相当少ないはずです。

あまり情報もなく詳細は不明ですがCFD取引に興味があるなら試してみる価値はありそうです。

トレイダーズ証券の特長は何?

トレイダーズ証券は先ほど紹介したようにFXだけでも裁量取引や自動売買、プロ向けなどいくつもの取引サービスが用意されていますが、メインとなり多くの投資家が実際に取引しているのは”みんなのFX”となります。

そこで”みんなのFX”についてメリット・デメリットを紹介します。

みんなのFXのメリット

先ほど”みんなのFX”は国内業者でランキング5位と評しましたが、利用者などからの人気や評判では1位になる事もある多くから支持を集めるFX業者なのです。

その理由としてスプレッドやスワップポイント、最小取引単位などで国内業者として最高水準なだけでなく取引システムも安定し使い易いからです。

通貨ペア数比較
  • GMOクリック証券(FXネオ)…19ペア
  • DMM.com証券(DMM FX)…20ペア
  • 外為どっとコム…20ペア
  • YJFX!…22ペア
  • みんなのFX…23ペア
口座開設数と預かり証拠金残高で”みんなのFX”を上回る上位4社との通貨ペア数比較です。

すると僅かですが”みんなのFX”の方が通貨ペア数が多いのです。

”みんなのFX”より多い業者もIG証券やヒロセ通商などいくつかは存在しますが、通貨ペア数以外も含めた総合力で判断するなら”みんなのFX”が優っています。

スプレッド比較(ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円)
  • GMOクリック証券(FXネオ)…0.3銭、0.5銭、1.0銭
  • DMM.com証券(DMM FX)…0.3銭、0.5銭、1.0銭
  • 外為どっとコム…0.3銭、0.4銭、1.0銭
  • YJFX!…0.3銭、0.5銭、1.0銭
  • みんなのFX…0.3銭、0.4銭、0.7銭
※それぞれ左からドル/円、ユーロ/円、ポンド/円のスプレッドです。

この一覧から米ドル/円やユーロ/円はほぼ横並びですが、英ポンド/円のスプレッドでは”みんなのFX”が群を抜いて狭く、これ以外の通貨ペアを鑑みても実質的な国内主要FX業者の中で最もスプレッドが狭いFX業者となります。

また、英ポンドは殺人通貨と呼ばれ、値動きが一際激しいので、そこで低スプレッドを守っているのはかなり頑張っていると判断できます。

最小取引単位比較
  • GMOクリック証券(FXネオ)…1万通貨
  • DMM.com証券(DMM FX)…1万通貨
  • 外為どっとコム…1千通貨
  • YJFX!…1千通貨
  • みんなのFX…1千通貨
取引単位は上位2社だけ1万通貨それ以外が1千通貨となっています。

”みんなのFX”は他社よりもいち早く少額の1千通貨単位での取引を導入しました。その点も顧客から支持を得た要因となります。

また1千通貨単位での取引だと手数料をスプレッドと別に取る業者も存在しますが”みんなのFX”に限っては当然ながら無料になっています。

みんなのFXのデメリット

ここまでを踏まえると裁量取引のFX業者としてほぼ完ぺきで欠点がなく見えてしまいます。

では実際のところはどうなのか? ”みんなのFX”の知られざる弱点などデメリットについても考察してみます。

”みんなのFX”に口座を開設すると自動的に”みんなのシストレ”と”みんなのオプション”でも口座開設をした事になり取引可能となります。

これは裁量でのFX取引だけを希望するなら逆に煩わしく感じるだけです。

同じように”みんなのFX”での取引システムはシンプルな「WEBトレーダー」とより本格的な「FXトレーダ」のみです。

「FXトレーダー」も他社の取引システムと比較するとチャートや注文方法でオリジナル性や強みがないのでそこが残念な点です。

良く言うなら軽さ重視で直感的な取引、悪く言うなら当たり障りのない凡庸なシステムとなります。

他にはキャンペーンや口座開設時の現金プレゼントの金額などもライバル他社と比較すると負けている場合が多く、ここが今一つ初心者の口座開設に結びついていない要因だと判断できます。

実際に取引するとスプレッドや通貨ペア数など条件面ではどこにも負けていないのに宣伝等々が苦手な会社という印象が拭えません。

トレイダーズ証券に対する評価や口コミは?

ここまでを振り返り、ある意味で中級や上級トレーダー向けの「トレイダーズ証券」やその”みんなのFX”について世間の評価や口コミはどのようになっているか調査をしてみました。

口コミサイトやTwitterなどを調べると、FX業者としては意外なほどに好意的な意見が多いです。その内訳としては

  • スプレッドが他より低い(狭い)、取引が使い易い
  • 1千通貨なので少額取引ができる、スワップ高いメキシコペソ対応
このような点に関して好意的な評価がされています。

その一方当然ながら3割程度は批判めいたものもありますが、その中には”みんなのFX”としながらも実態は”みんなのシストレ”や”みんなのオプション”に対してが目立っています。

  • みんなのFXのシストレが勝てない
  • みんなのFXのオプション取引で負けた
この様な若干ながら的外れ的な批判となっています。シストレは自動売買ですしオプションも思ったほど勝てないのでそこが批判対象となっているのです。

トレイダーズ証券がおススメな投資家はどんなタイプ?

FXを始めたばかりの初心者または中級や上級者でも軍資金が少ない投資家で、短期取引を得意とするなら”みんなのFX”は他の業者を使うよりも確実にメリットがあります。

それは米ドル/円はもちろんながら他の通貨で1日に何度も取引をするなら”みんなのFX”の業界最狭スプレッドは絶対に助かります。

また長期取引でも”みんなのFX”はスワップポイントが高く、扱う通貨ペア数も多いのでこれも便利に感じる事でしょう。

これらの点から裁量のFX取引をしている全トレーダーに万遍なくおススメの業者と言っても過言ではありません。

その一方”みんなのシストレ”や”みんなのオプション”はそこまで他社を圧倒する魅力がないのも事実です。

「トレイダーズ証券」での自動売買やバイナリーオプションはサービスを始めてまだ日が浅いので今後にかけては伸びしろがあるので将来的な期待は持てると思います。

まとめ

「トレイダーズ証券」の”みんなのFX”は流石にインターネットでのFX取引を国内で最初に始めただけあり様々な点で他社よりも条件面で優っています。

スキャルなど短期取引を何度も行う投資家ならこの最狭スプレッドの通貨ペアの多さには感激をするのではないでしょうか。

その反面”みんなのシストレ”や”みんなのオプション”はまだ過渡期で今後に対しては期待が持てますが、現時点ではライバル他社とそこまで違いがなく改めて口座を開設し取引するレベルとは言い切れません。

これは”みんなのFX”が優れているだけに余計に平凡な投資サービスだと目立ってしまい残念です。