国内の主要FX業者の中で、やや変わったネーミングで存在感を発揮している「FXプライムbyGMO」についてです。
”GMOクリック証券”を運営する「GMOグループ」の子会社にあたりFX取引だけを専門に扱っています。
しかし最近の業者らしくFX専門と謳っても自動売買のシストレ通貨ペアのバイナリーオプションには対応しています。
何より国内業者としては珍しいスキャルピング取引を推奨している業者としても有名です。
FXプライムbyGMOはどんなFX業者?
「FXプライムbyGMO」は国内屈指のFX業者である「GMOクリック証券」と同じ「GMOグループ」傘下なだけにその取引システムや約定力などには評判も高く多くの投資家から支持を得ています。
ここで取引をする多くはスキャルピングなど短期取引を繰り替えす個人投資家となります。
”完全約定”で”スリップページ発生なし”をここまで声高に主張する店頭取引のFX業者は稀でありその意味でも存在価値があります。
その一方平常時における相場が多少値動き荒くなる時は対応できると思いますが、米大統領選挙や重要な経済指標発表時にどれぐらい完全約定とスリップページゼロが達成できるかは未知数で、この辺りは実際に口座を開設し取引して検証をする必要があります。
FXプライムbyGMOの特長は何?
FXプライムbyGMOで口座を開設すると、以下の3つの商品・サービスを利用できます。
- 選べる外貨…通常の裁量判断によるFX取引
- 選べる外為オプション…通貨ペアによるバイナリーオプション
- ちょいトレ…FXのシステムトレード(自動売買)
選べる外貨
- 通常の裁量判断によるFX取引
- スキャルピング取引を推奨
- 約定力、取引システム、強靭サーバーに自信あり
約定率100%を大々的に宣伝しているのでそこには絶対の自信があるようです。
その反面米ドル/円のスプレッドは他社が0.3銭であるのに対しここは0.6銭となっています。
選べる外為オプション
- 通貨ペアの上下を予想するバイナリーオプション
- 1枚の最大取引金額が999円とお手軽
- 塩漬けの心配なし最長2時間後には取引結果
基本的な取引条件はこの2つはまったく同じですが取引時間だけ違いがあります。
- 選べる外為オプション…第1回号 8:00~10:00、第2回号 10:00~12:00、第3回号 12:00~14:00、第4回号 14:00~16:00、以下略。きっちり2時間毎に第10回号まで開催
- 外為オプション(GMOクリック証券)…第1回号 8:00~11:00、第2回号10:00~13:00、第3回号 12:00~15:00、第4回号 14:00~17:00、以下略。開催時間は3時間になり第10回号まで開催
ちょいトレ
- システムトレード(自動売買)に対応
- 専門プログラム知識不要でストラテジーの作成、選択で取引開始
- システムトレードで14通貨ペア、1千通貨取引が可能
難しい知識などが不要で思い浮かんだ売買戦略や手法を検証し実際の取引を開始できます。
これ以外にデモトレードが用意されています。実際に取引をする前の練習・肩慣らしとして試してみると良いでしょう。
FXプライムbyGMOのメリット!
繰り返しになりますが、「FXプライムbyGMO」で取引をする上でのメリットは、
・FX取引のサービスが豊富(裁量取引、自動売買、バイナリーオプション)
・FX業界最大手GMOグループなので安心
・スキャルピング推奨で約定率100%、スリップページ無し
・取引システム、サーバーなども業界トップクラス
以上のような点がメリットとなりますが、逆に言うならこれら以外はデメリットまではいかなくても、他社と比較して平均レベルとなります。この点をどう捉えるかは、個人一人ひとりによって違ってきます。
●FXプライムbyGMOのデメリット!
ではライバル業者と比較して実際のところの実力を調べてみます。
- GMOクリック証券(FXネオ)…19ペア
- DMM.com証券(DMM FX)…20ペア
- みんなのFX…23ペア
- 外為どっとコム…20ペア
- FXプライムbyGMO(選べる外貨)…20ペア
同じグループのGMOクリック証券とは通貨ペアの中身が結構違います。
メキシコ、ポーランドなどのマイナー通貨にFXプライムbyGMOは対応しています。
- GMOクリック証券(FXネオ)…0.3銭、0.5銭、1.0銭
- DMM.com証券(DMM FX)…0.3銭、0.5銭、1.0銭
- みんなのFX…0.3銭、0.4銭、0.7銭
- 外為どっとコム…0.3銭、0.4銭、0.8銭
- FXプライムbyGMO(選べる外貨)…0.6銭、0.9銭、1.8銭
スプレッドは他よりもかなり高いです。
これは他の通貨ペアでも同様で完全約定やスリップページなしを主張しているので致し方ない面もありますがちょっと厳しい状況です。
なぜならスキャルピングは一日に何度も取引を重ねるのでこれでは手数料が重荷となります。
- GMOクリック証券(FXネオ)…1万通貨
- DMM.com証券(DMM FX)…1万通貨
- みんなのFX…1千通貨
- 外為どっとコム…1千通貨
- FXプライムbyGMO(選べる外貨)…1千通貨(片道手数料3銭)
1万通貨以下で取引をすると他社よりスプレッドも高く手数料も取られるのは致命的な欠点と言わざるを得ません。
FXプライムbyGMOに対する評価や口コミは?
FX業者に対する口コミ、Twitterなどから世間の人達は、「FXプライムbyGMO」に対してどのような評価や感想を抱いているのか調べてみました。
- スプレッドが酷い他社より広い
- マイナー通貨を扱っているのが嬉しい
- 本当にスキャル向きなの?
3~4割程度は辛口でそこにはスプレッド広さや1千通貨取引での手数料を批判しています。
取引システム、約定力については批判的な声が少ないので実際に宣伝通りの実力があると思います。
これらの点から実際に取引をしてそれぞれが総合的に判断をするべきでしょう。
FXプライムbyGMOがおススメな投資家はどんなタイプ?
FX取引をこれから始めようとして、スキャルピングなどの短期取引から長期取引、さらにバイナリーオプションや自動売買など、まずは一通り始めてみてそこから自分に合うのを模索する方で、かつ大手FX業者を希望するなら絶対に「FXプライムbyGMO」をおススメします。
FX業者などを検索すると最初に目に入るのはGMOクリック証券やDMM.com証券、みんなのFXといった業者になり、なかなか「FXプライムbyGMO」には辿り着かないと思いますが実際にはかなり良心的なFX業者です。
まず短期取引に力を入れている業者は長期投資にも向いていますし、何よりも自動売買も備わっているのはポイントが高いです。
さらに「GMOグループ」というFX業界の最大手に属しているので今後他社が新しい取引システムを開発したり通貨ペアの低スプレッドを打ち出しても即座に対応できるバックグラウンドがあります。
これだけ最大手なので預けた投資金の管理体制や情報漏えいなどの心配も無用でしょう。
FXの初心者からベテランまでスキャルや長期取引、裁量取引や自動売買とどんな投資家にも満遍なくおススメの業者で実はこのような業者は本当に稀なのです。
強いて言うならスプレッドが高くそこがネックですが、FX取引に特化している業者なので株取引や先物なども考えているなら他の業者も選択の余地があります。
まとめ
「GMOクリック証券」と同じグループだけあり取引システムや約定力、FX業者としての安心感で抜群なのが「FXプライムbyGMO」です。
裁量取引でのスキャルピングから長期取引、自動売買やバイナリーオプションとFXのサービスに特化し人気や知名度を確実に広げています。
その一方、約定力を謳うあまりスプレッドが他社よりも広くその点が一部の利用者から手厳しい声があるのも事実です。
しかし「GMOクリック証券」を傘下に治める「GMOグループ」なので新サービスなども期待ができ口座を開設するメリットは確実にあると思います。