そこで用語の意味を混ぜつつ、公式サイトには載っていない実践データをもとにどのような仕組みかを解説していきます。
ログイン~入金
まずはマネースクウェアのトップ画面右上のボタンでログインします。
一番最初のログイン時だけ承諾書への同意を求められます。
承諾書を読まないと同意するボタンは押せなくなっているので一度全部開いてから次へ進みましょう。
無理してクイック入金にしなくても良い
FXトラリピは入金しないと始まりません。
クイック入金が最初に表示されますが、該当する銀行以外を使いたい方は「マネースクエアへのお振込先」と書かれた場所があるので、そこの銀行名や口座番号に振込を行います。
クイック入金のほうが24時間即時反映なので便利そうですが、通常入金でも1、2時間程度あれば反映します。
クイック入金の即時反映に慣れてしまうと万が一負けが増えたときに熱くなって追加入金を繰り返してしまうので気をつけましょう。
トラリピの設定
入金まで済んだ後、左上のトラリピ画面切り替えボタンを押すことで以下のような画面が表示されます。
慣れている方なら言葉の意味はわかると思いますが、何をどう設定すれば良いのかはひと目ではわかりにくいですよね。
そこで番号をつけてわかりやすく説明します。
- 売買の方向。「買い」「売り」を選択できます。
- 右側のチャートの表示されているピンク色の範囲を表します。この中でトラリピを仕掛けます。幅は変更が可能です。
- 注文金額です。FXではロット数とも言います。
- トラップ本数は多くすればするほど自動エントリー数が増えるので証拠金が多く必要になります。
- 利益金額は1回のエントリーは何円で利確させるかの設定です。注文金額とのバランスが重要です。
- 決済トレールは利益金額と混同しそうですが別物です。こまめに利確したい方や決済金額が大きい方には良いかも
- 自動損切り金額です。相場は波を描いて戻ることが多いため、中期トレードとなるトラリピの場合は損切りを設定せず我慢して戻るのを待つ方法が多いようです。
- 発注に必要な証拠金額です。発注時に試算ができるので現在の有効証拠金額内に収まるようにしましょう。限度額まで発注する必要はありません。
注文金額の考え方
特に初心者の方だとこの注文金額についてピンとこないことが多いと思います。
日本円の場合は値が動くと「○円動いた」と表すのが一般的ですが、FXの場合は様々な通貨ペアを扱うため「○pips動いた」と表すことが多いのです。
そしてこの注文金額とは100pips動いたときにどれだけ利益(または損失)が出るかを表しています。
単位が(万)となっていますので「1」と入れれば100pips価格が動いたときに1万円の利益が出るということになります。※思惑と逆に動いたらマイナス1万円です。
最低金額は0.1、つまり100pips動いたら千円の利益から設定できます。
気持ちとしては大きく設定したいところですが、大きくすればするほど証拠金も必要ですし逆行した時のリスクも大きくなります。
ちなみに30万円を初期の証拠金とすると0.2程度がちょうど良いのではないでしょうか。
また取引する通貨ペアにもよりますが、例えばドル円というのは価格の変動が大きいとは言えません。
大体1ヶ月かけて2~3円(200~300pips)動く程度。2019年6月の1日平均だと60pips程です。
注文金額0.2で60pipsきっちり取れても1,200円。
しかしきっちり取れることはほぼ不可能。後はどこでどのように仕掛けるか?の戦略次第です。
マネースクエアでは12種類の通貨ペアが選択できる
画面上部に表示されている通貨ペアをクリックすると過去の価格変動をチャートで見ることができます。
荒い動きを狙ってリスク覚悟で利益を出していくのか?緩やかな価格変動でゆっくりと利益を出していくのか?
自分のスタイルに合わせて通貨ペアを選択しましょう。
ちなみに私はドル円よりは動きが荒く、自分でも理解している通貨としてポンド円を選んでいます。
トルコリラ円も動きが荒くて有名ですが逆に一気に動きすぎることがあり、損失を受けたときにもダメージが大きくなるので外しています。
利益金額は価格の動きで考えよう
利益金額とは1つの売買において、何円の含み益が出た時に自動決済するか?という金額のことです。
大きく設定すれば時間はかかりますし、小さく設定すれば細かい金額で積み上がっていきます。
誰だって大きい金額を1回で得たいと考えますが、これは先に述べた注文金額や通貨ペアと関連するため安易に金額を大きくしてしまうとなかなか利益確定されず、そのうち逆行して含み損に…なんてことになりかねません。
ちなみに僕は最初それで失敗しました。
仮にここで利益金額を500円、注文金額は0.1と設定したとします。
注文金額0.1というのは50pips、つまりドル円の場合0.5円動いて500円の利益です。
なんとなく0.5円なら動きそうと思いがちですが、1ヶ月で2~3円幅で動くのが平均とするとそうそう毎日0.5円も動くわけではありません。
また相場はいつどこで反転するかわからないので、ストレートの0.5円の動きを捕まえられることは大変難しいのです。
ただしこれはドル円での話であって、もっと動きの激しい通貨なら50pipsくらいの動きはあります。
価格の動きに対して慣れてくるまではあまり大きな金額にせず10pips程度で利確されるような設定だとどんどん利確もされてトラリピの醍醐味を味わえるのではないでしょうか。
私の場合は100円に設定し5pipsで利確されるようにしてみました。
初日から4件の利確が発生して通知くるのが楽しみでしたよ!
決済トレールとは
利益が乗ってきたら自動的に決済注文が後を追いかけてきて、伸びが止まって少し下がったら決済してしまうという注文方法です。
先ほど利益金額を大きくしすぎると利確ポイントに達する前に反転して損を抱かえるようになると書きましたが、この決済トレールを組み合わせればその心配がありません。
ただしこの決済トレール幅は固定されているので一概に便利とは言い切れません。
例えばドル円の場合はトレール値幅として0.2円が設定されているので20pips逆行したら利益確定します。
個人的には結構戻っちゃうなーって感じですね。
利益金額を20pips以内に設定している場合には基本的には使わなくていいかなと思います。
よって私は設定していません。
私のトラリピ設定値はかなり狭いレンジで
最初に用意した証拠金は30万円です。
マネースクエアのおすすめ設定値ではポンド円は4円ほどのレンジを設定しています。
しかし私の場合は2.7円ほどで想定しています。
その理由としては以下の通りです。
- 値幅を大きく取ると必要な証拠金が増えてしまう
- 最近のポンド円はこの設定値でのレンジ相場になっている
- 相場を監視していることが出来るので万一レンジを大きく外して逆行したら手動でカット、またはストップロスで損切りできる
リスク試算を行って注文決定です
最終的な発注前に「トラリピのリスクを試算」というボタンがあります。
これを見ると損失がどのくらいになるのか?などを確認できますし、運用予定額を入力しての再計算も出来るようになっています。
最後発注時に資金が足りない場合は警告文が出て発注できない仕組みになっているので、自分の持っている証拠金以上の発注をしてしまう心配がありません。
発注後はトラップとして仕掛けた注文を一覧で見ることもできますし、スマホアプリを通して決済通知も受け取れるので利確を気長に待つようにしましょう!