簡単に言えばお金の貸し借りマッチングサービス
借りたい | ネット上でビジネス・またはイベントに対して投資してくれる相手を募り、資金を調達 |
貸したい | 貸したお金に対しての金利収入を得る |
この2者をネット上で結びつけて「ネット上の投資」として行います。
そしてその中間に位置するのが「投資を募る事業者」と「投資をしたい投資者を募る」ソーシャルレンディング事業者となります。
ソーシャルレンディング運営会社は専門業者がいる
この事業者はインターネットバンキングを営む事業者だけではなく専門事業者も存在します。
マーケット型
運営会社が審査を行い借り手個人の格付けを行うが、貸し手個人の格付けにいくらの金利で貸し付けるか決定する、いわば金利がタイムリーに移行する仕組みです。
オークション型
融資を希望する側は借り入れの目的な信用度を借り手にアピールし、貸し手はそれを判断材料として投資の判断を行います。
利率はオークション形式なので入札で決まることになります。
貸し付け型ファンド型
日本では最もマッチした手法です。
サービス運営会社が借り手の企業を審査し、金利や金額、期間を決定します。
貸し手はその条件で貸し付け額を確定することになります。
ソーシャルレンディング運営会社の概要
ソーシャルレンディングの運営会社は金融機関である必要はありません。
例えば管理サイトの構築、そして借り手・貸し手のコミュニティを統括できればサービスを運用可能です。
- 投資側の会員登録、案件、口座情報などのマイページのページ構築
- 借り手側の機能として会員登録、基本情報、マイページ
- 管理側機能として投資会員管理、投資案件登録、借り手会員管理
尚、この第二種金融商品取引業の登録がされていない業者は詐欺的な疑いもあるので注意しましょう!
この場合は「第一種金融商品取引業」の許可が必要です。
ソーシャルレンディングにはどのような案件がある?
通常の投資といえば企業そのものまたは事業の将来性に対して投資を募るイメージを持つでしょう。
しかしソーシャルレンディングに関しては決してこのような長期投資だけではありません。
- 企業が開業するカフェ
- 各種イベント等の実施
- 社会性が強い事業
実際には社会性の強い事業だけを集めた投資案件を扱うソーシャルレンディング運営会社もありますし、運営会社そのものが社会活動を支援するために立ち上がった場合もあります。
利益だけではなく様々な目的の運営会社があります。
分散投資がおすすめ
個人的にお勧めしたいのは「少額をいくつかの大手の運営会社に分散投資」です。
いずれにしてもソーシャルレンディングは貸し手にとっては非常に短期間で勝負する案件ばかり、かつ金利も多種多様、リスクも多種多様です。
ですから運営会社がいかにしっかりしていてもその担保がとれるかどうかは確証がもてません。
それだけに分散をすることが実際には現実的です。
ソーシャルレンディングのメリット・デメリット
まずメリットです。
これは何といっても身近なテーマな案件があったり、応援したくなるような社会性の強い案件に対して簡単に投資できる点です。
さらにその案件の回収、結果が出るまでにさほど長い時間がかかりません。
実際に投資するにあたっても金額を少額でもスタートできるのは大きなメリットです。
続いてデメリットですが、ソーシャルレンディングは運営会社そのものにリスクが伴う場合があります。
何といっても一定基準を満たした金融機関ではありません。
よって前述の通り可能な限り分散投資を行うことが重要です。
借り手の担保ももちろんのことですが運営会社としてのリスクをまず考えましょう。
ソーシャルレンディングはこれからもっと注目されていく
ソーシャルレンディングはネット(IT)の進歩と金融が融合したフィンテックと呼ばれる金融商品です。
今はまだ耳慣れない言葉かもしれませんが確実に需要はあるので今後の新たな投資の形として非常に注目されています。
特に社会性の高い案件、将来的に社会福祉に役立つような重要な案件を応援する、育てていくといった目的で投資を行いたいと考えている方には何よりも簡単に始められる投資になります。
国内にも多くの運営会社がありますので、実際にその案件をチェックしながら選定を進めていきましょう。